こんにちは。
現在FIREを目指して
- インデックス投資
- 高配当株投資
の二刀流で資産運用を行っております。
インデックス投資は積み立て設定を行えば終わりですが、高配当株投資は市場状況を見て購入する必要があります。
この記事では
[chat face=”business_man2_4_think-2.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]インデックス投資の次は何に投資しようかな?[/chat]
[chat face=”business_woman2_4_think.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]VYMが良さそうだけど購入するタイミングはいつでもいいのかな?[/chat]
といった疑問に答えるべく、私が投資している高配当株のうちのVYMについて
- VYMの概要
- VYMに投資するメリット
- VYMの購入のタイミング
以上の3本について検討してきたいと思います。
VYMの概要
VYMとはバンガード社が運用する米国籍のETF(上場投資信託)です。
FTSEハイディビデンド・イールド指数のパフォーマンスへの連動を目指したETFになります。
どういう指数かといいますと、REITを除く平均より高い配当を支払う企業の普通株により構成された指数になります。
- 金融
- 生活必需品
- ヘルスケア
といった比較的ディフェンシブなセクターを中心に約400銘柄と幅広く分散投資しているスマート・ベータ・ファンド(アクティブファンド)になります。
VYMに投資するメリット
私がVYMに投資するメリットとして考えているものは、以下の6つになります。
[box05 title=”VYMに投資している6つの理由”]
- 安定した配当利回り
- 高いトータルリターンを期待できる
- 右肩上がりの分配金を期待できる
- 幅広く分散されている
- 経費率が安い
- バンガードが運用しており資産額がでかい
[/box05]
一つずつ見ていきたいと思います。
安定した配当利回り
配当利回りは過去10年間で2.77%~3.4%で推移し、設定来平均配当利回りは約3.1%となっています。
以下10年間の配当利回りの表になります。
年 | 年末株価(ドル) | 年間配当金(ドル) | 分配利回り(%) |
---|---|---|---|
2021年 | 112.11 | 3.1 | 2.77 |
2020年 | 91.51 | 2.91 | 3.18 |
2019年 | 93.43 | 2.84 | 3.04 |
2018年 | 77.89 | 2.65 | 3.4 |
2017年 | 85.63 | 2.4 | 2.8 |
2016年 | 75.77 | 2.21 | 2.91 |
2015年 | 66.75 | 2.15 | 3.22 |
2014年 | 68.75 | 1.91 | 2.78 |
2013年 | 62.32 | 1.75 | 2.81 |
2012年 | 49.38 | 1.59 | 3.22 |
2011年 | 45.26 | 1.33 | 2.94 |
小数点第三位以下は四捨五入してます。
過去11年間の平均配当利回りは3.01%となります。
約400銘柄に分散投資を行い、リーマンショック時、コロナショック時も安定して配当金を出しているのは素晴らしいですね。
高いトータルリターンを期待できる
VYMは分配金だけでなく株価の伸びも期待できるファンドです。
VYMのチャートは以下の通り。
VYMが設立された2006年以来のチャートは上記のように美しい右肩上がりとなっています。
トータルリターンは8.57%となります。
S&P500のトータルリターンは11.03%になっているので、現在VYMはS&P500に劣後しています。
VYMは高配当株になるのでAAPLなどのハイテク株が組み入れられていないことが原因と考えており、金利が上がることもあり、今後の流れとしては変わる可能性もあるのではと個人的には思っています。
また、ここでFIRE後のことを考えてみます。
トリニティスタディでFIRE失敗となった5%の原因はFIRE直後に暴落が起こったこと、と言われています。
インデックス投資のみでは、暴落が起こった際に取り崩しが困難な状態になる可能性があります。
インデックス投資のみでは、出口戦略が難しいのです。
しかし、暴落時にも配当金を出してくれるVYMに投資を行うことで、FIRE後にインデックス投資から取り崩すパーセンテージを下げることができるのです。
この配当金クッションの役割を果たしてもらうためにも、私はVYMに投資を行なっています。
右肩上がりの分配金を期待できる
米国は今もなお市場全体が成長を続けています。なので右肩上がりの配当金が期待できます。
年 | 年間配当金(ドル) | 増配率(%) |
---|---|---|
2021 | 3.1 | 10.6 |
2020 | 2.91 | 2.4 |
2019 | 2.84 | 7.2 |
2018 | 2.65 | 10.4 |
2017 | 2.4 | 8.6 |
2016 | 2.21 | 2.8 |
2015 | 2.15 | 12.6 |
2014 | 1.91 | 9.1 |
2013 | 1.75 | 9.8 |
2012 | 1.59 | 19.5 |
2011 | 1.33 | 21.6 |
リーマンショック時、コロナショック時に株価は下がりましたが、配当金はしっかりと増配されている安定感です。
配当金も株価同様に右肩上がりになっています。
私は右肩上がりが大好きです笑
平均増配率は10.42%となります。
10年間で配当金は2倍以上に増えており、長期投資することで安定した配当金を得ることができると予想されます。
幅広く分散されている
VYMに投資するだけで不動産以外の幅広いセクターに投資することが可能です。
セクター | 割合(%) |
---|---|
金融 | 21.71 |
生活必需品 | 13.43 |
ヘルスケア | 12.82 |
資本財 | 9.54 |
エネルギー | 8.2 |
一般消費財 | 8.08 |
公共事業 | 7.94 |
情報技術 | 7.71 |
電気通信 | 6.38 |
素材 | 4.2 |
不動産 | 0.02 |
2022年3月15日バンガード社サイトより
組み入れ銘柄上位は
- 金融
- 生活必需品
- ヘルスケア
となります。比較的ディフェンシブな銘柄に投資することで暴落時にも安定して配当金を生み出すことができております。
組み入れ銘柄10位まではこんな感じになっております。
社名 | 連続増配年数 |
---|---|
Johnson & Johnson | 59年 |
JPMorgan Chase & Co. | 11年 |
Home Depot Inc. | 13年 |
Procter & Gamble Co. | 65年 |
Bank of America Corp. | 8年 |
Exxon Mobil Corp. | 39年 |
Pfizer Inc. | 12年 |
Chevron Corp. | 35年 |
AbbVie Inc. | 50年 |
PepsiCo Inc. | 50年 |
Coca-Cola Co. | 59年 |
2022年3月15日バンガード社サイトより
表のように連続増配年数の長い企業に分散して投資できております。
罠銘柄でなく、こういう優良な銘柄(約400銘柄)にVYMを購入するだけで、分散投資が行えるのです。
連続増配年数の長い企業に投資することで、〇〇ショックのような暴落が起きても減配せずに配当金を運んできてくれると安心できますよね。
手数料が安い
スマート・ベータ・ファンドが優れた成績を上げられるかどうかは以下の2点にかかっています。
- 購入した時の相場状況
- 手数料
VYMの手数料はなんと年間で0.06%です。
日本のアクティブファンドの信託報酬が0.4%や1%など高値のものが多い中で、VYMは圧倒的低コストファンドです。
バンガードが運用しており資産額が大きい
VYMはバンガード社が運用する商品です。
世界の運用会社ランキングは以下の通りです。
[box05 title=”世界の運用会社ランキング”]
- ブラックロック
- バンガード
- ステートストリート[/box05]
バンガード社が運用する資産額は700兆円を超えます。
VYMを運用するバンガード社にお金が集まっているので、手数料を下げることができております。
参考:VYMの購入タイミングについて
ここからはVYMの購入タイミングについて検討していきたいと思います。
[jin-iconbox01]あくまでも参考です。このタイミングでの購入を推奨しているわけではありません。投資は自己責任でお願いします。[/jin-iconbox01]
VYMの買い時について
VYMはスマート・ベータ・ファンド(アクティブファンド)になります。
しつこくなりますが、スマート・ベータ・ファンドが優れた成績を挙げられるかどうかは以下の2点になります。
- 購入した時の相場状況
- 手数料
手数料については上述したように、VYMの手数料は年間0.06%なので問題ありません。
では、購入した時の相場状況ですが、買い時は以下の時になります。
市場暴落時/低迷時
株式投資をしていると〇〇ショックのような暴落相場に出会うことがあります。
直近の暴落で言えばコロナショックですね。
このような時は、VYM購入のチャンスになります。
株価が下がることによって、配当利回りが高い状態で購入することができるからです。
配当利回りからVYMの購入タイミングを検討する
VYMの設定来の平均配当利回りは約3.1%です。
VYMは10年で配当金が約2倍になっていたことを考えると、平均配当利回り3.1%を超えた時点での購入を検討してもいいと考えています。
また、過去10年間の株価、配当利回りを見ると、配当利回りが約3.4%になるまで株価が下がると、そこから株価が反発する傾向となっていました。
この傾向から、配当利回りが3.4%を超えた時点も一つの目安になります。
まとめると以下のようになります。
[box05 title=”VYMの購入時期”]
- 平均配当利回り3.1%を超えた時
- 配当利回りが3.4%を超えた時[/box05]
ただ、上記は過去の傾向を参考に作っております。VYMは今まで見てきた通り、株価、配当金ともに上昇傾向となっております。今後はこの指標も誤ってしまっている可能性もあります。
VYMに積み立て投資を行うという選択肢もあり
VYMの株価は上昇を続けており、2022年3月の現在は配当利回りは3%以下となっておりなかなか手が出せない状態となっています。
このままでは機会損失につながるのではないかと心配な方もいると思います。
そこでごんぎつ(米国投資6年生)さん(@gonfox21)が下記の記事で解説されているVYMへの積み立て投資が、VYMとのいい距離感を築いてくれるのではないかと考えます。
[blogcard url=”https://www.invest20rich.com/%E3%80%90vym%E3%80%91%E3%81%84%E3%81%8F%E3%82%89%E6%AF%8E%E6%9C%88%E7%A9%8D%E7%AB%8B%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%89%E9%85%8D%E5%BD%93%E9%87%91%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%82%92%E9%80%81%E3%82%8C%E3%82%8B/”]
具体的な投資金額、投資年数でどれくらいの配当金が見込めるのかを詳しく解説してくれています。
株価、配当金ともに右肩上がりのVYMへ積み立て投資を行うことで自分年金を作る方法を詳しく優しく解説してくださっています。
投資に関することはもちろんのこと、節約や資産形成に関するお得な情報を提供してくださっている素晴らしいブログです。
ぜひご覧いただければと思います。
まとめ
本日は
- VYMの概要
- VYMに投資するメリット
- VYMを購入するタイミング
について検討してきました。
VYMは米国優良銘柄に低コストで分散投資できる高配当ETFになります。
直近の配当利回りは少ないように感じますが、10年先の配当金を見越してコツコツと投資を行なっていける。そんな素敵なETFだと考えています。
この記事が参考になれば嬉しいです。
ではまた!
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